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夏の特別企画「学芸員のおすすめ品」展
(H26.4.4更新)

大阪歴史博物館では、平成16年7月21日(水)から8月8日(日)まで、6階特別展示室において、夏の特別企画「学芸員のおすすめ品」展を開催し、当館が収蔵する考古・歴史・美術・民俗・建築等の資料のなかから、市民の方にぜひご覧いただきたい、学芸員おすすめの資料約60点(うち重要文化財17点、大阪府指定文化財2点)を一堂に展示します。

大阪歴史博物館は、大阪の歴史と文化にかかわる考古・歴史・美術・民俗・芸能・建築など幅広い分野にわたって約10万点の館蔵品を所蔵しています。常設展では、これらの資料を展示コーナーのテーマにあわせて逐次入れ替えながら公開しています。今回はふだん展示される機会の少ない資料のなかから、学芸員おすすめの資料を選りすぐって特別に展示いたします。ぜひこの機会にご覧ください。

綾本墨書 明王贈豊太閤冊封文

[重要文化財]
綾本墨書 明王贈豊太閤冊封文
(りょうほんぼくしょ みんおうぞうほうたいこうさくほうぶん)

1巻 大阪歴史博物館蔵

文禄5年(1596)、文禄の役(ぶんろくのえき)の講和に際して、明の皇帝が豊臣秀吉に贈った国の正式文書。文面に「爾(なんじ)を封じて日本国王となす」とあったことから秀吉を怒らせ、慶長の役(1597~98)を引き起こしたといわれている。


獅子図 竹内栖鳳筆

獅子図 竹内栖鳳筆
(ししず たけうちせいほう ひつ)

明治時代後期 6曲1双 大阪歴史博物館蔵

金色の屏風に、身構えるライオンと飛びかかろうとするライオンをダイナミックに描いた作品。作者の竹内栖鳳は、江戸時代からの伝統的な画法に西洋絵画の技法を融合させた明治時代の画家。大阪の前田維氏が収集し、ご子孫より寄贈された美術品のひとつ。


銹釉青磁瑠璃釉染付鳳凰銀杏文三足皿

からくり人形 布袋(ほてい)

江戸時代後期 1点 大阪歴史博物館蔵

小型の台付きからくりの一種で、台の横についたハンドルを回すと、それに連動して軍配を持った布袋の右手が上下に動き、同時に、肩にかついだ俵から子どもが立ち上がる。


展示予定の指定文化財
重要文化財 高廻り1号墳・2号墳出土 埴輪 15点 文化庁
跪座人物埴輪像 1点 個人蔵
明王贈豊太閤冊封文 1点 大阪歴史博物館蔵
大阪指定文化財 太刀 銘 雲次(鎌倉時代) 1点 大阪歴史博物館蔵
刀 銘 長船賀光(室町時代) 1点 大阪歴史博物館蔵

夏の特別企画「学芸員のおすすめ品」展
主  催 大阪歴史博物館
会  期 平成16年7月21日(水)~8月8日(日)
開館時間 午前9時30分から午後5時まで(金曜日は午後8時まで)
(ただし、入館は閉館の30分前まで)
休 館 日 毎週火曜日
会  場 大阪歴史博物館 6階 特別展示室 交通のご案内
観 覧 料 常設観覧料でご覧いただけます
総出品点数 約60点(うち重要文化財17点、大阪府指定文化財2点)