饅頭金物とは、門扉の釘隠(くぎかく)しなどに用いられる飾り金具のことです。奈良時代の後期難波宮で使用されたものと思われます。銅製で直径は8.5cm、内側に釘の一部が残っています。古代の宮殿跡では出土例がなく、当時の建築を知る上で貴重なものといえます。
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