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特別企画展「来日400年記念 朝鮮通信使がやってきた!!展」主な展示資料
(H26.2.7更新)

重要文化財 明王贈豊太閤冊封文

重要文化財 明王贈豊太閤冊封文

万暦23年(1595) 本館蔵

豊臣秀吉は1592年、朝鮮半島へ軍を送り、文禄の役(壬申の乱)が始まった。しかし、戦いが長引くにつれて戦況が硬直した。そのため講和の動きが出始め、明の国王は豊臣秀吉を日本国王に冊封するとの内容の国書を送った。本資料がそれにあたる。秀吉はその内容に満足せず、再出兵をおこなった(慶長の役(丁酉の乱))。この朝鮮出兵の戦後処理として朝鮮通信使が開始された。

重要文化財 明王贈豊太閤冊封文

朝鮮通信使御楼船図屏風

江戸時代 (財)大阪市文化財協会蔵

朝鮮通信使を乗せ淀川を行く川御座船の屏風。その船の豪華さには通信使も驚嘆した。この屏風の船は高殿付きの御楼船で、楽人の乗せた船や供船を一緒に描く。御楼船の幕に葵紋がみえ、紀州徳川家伝来と伝えられる作品であることから、紀州徳川家が提供した紀伊国丸の可能性がある。

朝鮮人来朝一件

朝鮮人来朝一件

宝暦14年(1764) 本館蔵(熊田早苗氏寄贈)

宝暦14年に来日した第11回の朝鮮通信使の一行が、御座船で淀川を大坂から淀へ向かった際、淀川左岸の野田村(現都島区)の人々が船の綱引き人足として動員された。この資料は野田村の庄屋に伝来したもので、通信使を迎えるにあたり役人が下見に来たり、人々が綱引き人足として携わった様子を具体的に記録している。また御座船の絵も描かれているなど、動員された側からみた通信使資料として大変貴重である。

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