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(H25.7.17更新)

第53回 特集展示

新収蔵資料展

 ◆ 平成20年 4月2日(水) 5月19日(月) ◆ 

毎週火曜日休館

会 場
8階 特集展示室

時 間
9:30~17:00(金曜は20:00まで)
※入館は閉館30分前まで

観覧料

主 催 大阪歴史博物館

大阪歴史博物館では、平成20年4月2日(水)から5月19日(月)まで、8階の特集展示室において特集展示「新収蔵資料展」を開催します。
 当館では、旧大阪市立博物館開館時から今日まで、大阪にゆかりのある文化財の収集に努めてきました。その結果、現在では市民の皆さんからの寄贈および購入により、歴史・美術・考古・民俗・芸能・建築などの分野において、約11万点の資料を所蔵しています。
 平成17年度にそれらの資料を紹介する展覧会を開催しましたが、その後約8000点もの資料が新たに館蔵資料として加わっています。本展は、新たに加わった資料の中から、各分野の代表的なものを中心に約80点を広く一般に公開するものです。

期間中の関連行事
 『学芸員による展示解説』
【日 時】 平成20年4月19日(土)・5月3日(土・祝)
  14時から(約30分間)
【会 場】 大阪歴史博物館 8階 特集展示室
【参加費】 無料(ただし、ご入場には常設展示観覧料が必要です)
【参加方法】 当日直接会場へお越し下さい
【定 員】 なし

おもな展示資料

青い目の人形「メリー」

  昭和2年(1927) 本館蔵(井上忠士氏寄贈)

青い目の人形「メリー」詳細へ
展示資料数:
 約80点

河村従高軍功書
(かわむらよりたかぐんこうしょ)


  慶長20年(1615) 本館蔵(河村修一氏寄贈)

「河村従高軍功書」詳細へ
「お化け衣装」詳細へ

お化け衣装

            本館蔵(宮里圭子氏寄贈)

おもな展示資料

青い目の人形「メリー」

(1) 青い目の人形「メリー」

  昭和2年(1927) 本館蔵(井上忠士氏寄贈)

 日米友好を祈念した米国人シドニー・ギューリックが昭和2年(1927)、全米に呼びかけて日本に贈った人形。総計約12700体のうち約320体が現存している。本資料は、大阪市内の中本第三尋常小学校(現・中浜小学校)に贈られたもので、同校教諭の井上キサが戦中戦後保管していた。

(2) 河村従高軍功書
(かわむらよりたかぐんこうしょ)

  慶長20年(1615) 本館蔵(河村修一氏寄贈)

 河村従高は、大坂夏の陣での目覚ましい働きで知られる越前軍の中でも一番鎗の活躍をしたと伝えられる武士。本資料は、彼が自身の軍功を上官に述べたもので、大阪城天守閣に伝わる「大坂夏の陣越前兵首取状」(大阪市指定文化財)の下書きであるが、清書されたものより戦闘の状況を生々しく伝えている。

河村従高軍功書
お化け衣装

(3) お化け衣装

  本館蔵宮里圭子氏寄贈

 節分の「お化け」に用いた衣装。明治時代まで続いた今橋築地の料理旅館「瓢箪屋」に伝わったもの。この衣装は木綿の単衣で、奴風のデザインとなっており、木綿の鬘の被り物が付属している。「お化け」は、節分の夜に大阪や京都などの繁華街で、おもに芸者衆が普段とは異なる趣向を凝らした扮装をして客を楽しませるという風習である。