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大加耶からやってきた把手付鉢

(H26.6.25更新)

平成21年3月30日(月)~6月15日(月)(予定)

把手付鉢
把手付鉢とってつきはち
尻尾しっぽのような把手が付く鉢です。表面には土器を叩いて作ったときの道具の痕跡(平行タタキメ)が残っています。口縁部の下に段があることから、本来は蓋が伴っていたと思われます。

難波は古代倭王権の対外交渉の窓口として発展し、外交儀礼を行う難波大郡なにわのおおごおりや、朝鮮諸国や中国の使節が滞在するむろつみが存在したことが『日本書紀にほんしょき』に記されています。それを証するように、難波宮周辺では朝鮮半島から運ばれた土器が多く出土しています。今回展示する土器は6世紀前半頃のもので、慶尚南道北西部から慶尚北道南西部、すなわち大加耶だいかやという政治勢力の領域でよく見られます。こういった資料によって、難波を舞台とした対外交渉の具体像を知ることができます。

フロア / 10階 コーナー / 古代難波の序章
10階フロアマップ