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-秘蔵のお宝一挙公開- 蔵出し 大阪歴史博物館名品展
(H25.9.30更新)

主な展示資料

袈裟襷文銅鐸

袈裟襷文銅鐸けさだすきもんどうたく

弥生時代
伝播磨出土
1点
重要美術品

体部を斜格子の袈裟襷文で6区に分け、鰭から鈕の部分を鋸歯文で飾る。その他、鈕帯の中を連続渦文・綾杉文などで装飾している。これらの文様の美しさは器機を使って描いたのではないかと思われるほどの出来。弥生人の技術の高さを知ることが出来る。


石川年足墓誌

石川年足墓誌いしかわとしたりぼし

奈良時代
1点
国宝

石川年足は、蘇我氏直系の貴族で、正三位まで上り、75歳で亡くなっている。万葉集19には石川年足の詠んだ歌が一首収められている。墓誌は、文政3年(1820)に摂津国嶋上郡真上の荒神山から蔵骨容器の木櫃に伴って発掘された。鋳造の金銅板で、縦29.7cm・幅10.4cm・厚0.33cm、縁に唐草文と魚々子による装飾がある。その中に出自・経歴・追悼文を6行130字で記している。誌・銘を備えた墓誌として古代の墓制研究、また、金工技術を考える上でも重要な資料となっている。


関ヶ原合戦図屏風

関ヶ原合戦図屏風

桃山時代
6曲1双
重要文化財

慶長5年(1600)9月14日・15日の両日にわたる関ヶ原の合戦を描いた大屏風で、決戦の前日の両軍の動きと当日の戦闘場面を二つの屏風に描き分けている。徳川家康が戦勝記念にとして描かせ所持していたとみられるもので、家康の養女 満天まて姫が津軽家に嫁ぐに際して輿入れ道具の一つに加えられ、同家に長く伝わったことから、津軽屏風と称されている。戦国合戦図の中で最大級の大画面に迫真的な戦闘シーンが展開する歴史画として知られる。


明王贈豊太閤册封文みんおうぞうほうたいこうさくほうぶん

明王贈豊太閤册封文

万暦23年(1595、文禄4年)
1巻
重要文化財

綾本。天正18年(1590)、全国統一を果たした豊臣秀吉は、大陸への侵攻を計画した。文禄元年(1592)年、朝鮮に15万8千の兵を出し、一時は漢城(ソウル)を陥れる勢いであったが、食糧不足により和解を申し入れるに至った。この文書は同5年に明の使いがもたらしたもので「茲(ここ)に特に爾(なんじ=秀吉)を封じて日本国王となす」ことが記されている。この文面に秀吉は激怒し、慶長の役を引き起こしたと言われる。明国皇帝が周辺の国々の王を封じる(册封)際に発給した文書としても貴重で、各国からも注目を集めている。


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