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後期難波宮に使われた建築部材

(H26.6.24更新)

平成21年4月29日(水)~ 6月29日(月)(予定)

饅頭金物
【資料名】 饅頭金物まんじゅうかなもの
門扉もんぴ釘隠くぎかくしに用いられる飾り金具で、ばいともいいます。当館敷地内の発掘調査で見つかりました。古代の例では、法隆寺綱封蔵や唐招提寺金堂などが有名です。後期難波宮にも寺院建築と同じような金具が使われたことがわかります。
凝灰岩切石
【資料名】 凝灰岩切石ぎょうかいがんきりいし
大極殿や朝堂など、後期難波宮の主要な建物は基壇の周りを凝灰岩で飾っていました。この切石は内裏回廊の調査で見つかりましたが、小規模な基壇に用いられていた可能性が考えられます。

後期難波宮の主要な建物は、礎石の上に柱を立て、屋根には瓦を葺いていましたが、それ以上の詳細については不明な点も多いといえます。そのような中、発掘調査では当時の建物を考える上で鍵となるような貴重な遺物がいくつか見つかっています。今回の展示では、後期難波宮に使われたと思われる建築部材をご紹介します。
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