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上町台地西側での発掘調査の出土遺物展示

(H26.6.24更新)

平成21年8月5日(水)~ 8月17日(月)(予定)

縄文後期・晩期の土器
縄文後期・晩期の土器
いずれも小さな破片ですが、表面に残る仕上げのようすから縄文時代後期(約4,000年前)・晩期(約3,000年前)のものとわかりました。台地西側ではじめてまとまって出土した資料です。また、台地の東側には縄文から弥生時代の貝塚として著名な森の宮遺跡があり、今回見つかった土器は森の宮の人々が残したものか、あるいは別の集団のものか、関係が注目されます。
古代のさまざまな遺物
古代のさまざまな遺物

古代のさまざまな遺物
調査地は古代から中世にかけて湿地だったことがわかり、そこから各時代の土器や瓦、動物の骨などが見つかりました。流れ込んだり、捨てられたりしたのでしょう。骨にはイヌがかんだ痕や加工した痕が残るものがあり、動物の利用の様子をうかがうことができます。

現在市街地が広がる上町台地の西側にはかつて海が広がっていました。昨年6月に上町台地の西側、中央区本町橋で財団法人大阪市文化財協会によって発掘調査が行われました。調査の結果、台地西側ではじめてまとまった量の縄文土器が見つかったほか、湿地の環境下で古代から中世にたまったさまざまな遺物が見つかり、周辺の環境の移り変わりや人々の活動の一端を知ることができました。

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