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後期難波宮で使われた柱根

(H26.6.23更新)

平成23年3月30日(水)~ 6月27日(月)(予定)

五間門区画の塀が見つかった状況
五間門区画の塀が見つかった状況
掘立柱の断面と見つかった柱根
掘立柱の断面と見つかった柱根

後期難波宮の発掘調査では、瓦は多く見つかるものの、柱や梁などの建築部材はほとんど見つかりません。見つかった数少ない例の一つが、今回展示する掘立柱の柱根です。この柱は朝堂院の西側にある五間門区画の塀に使われていました。表面には工具の跡も若干見られます。樹種はコウヤマキと考えられます。コウヤマキは古墳時代には棺材として重宝され、藤原宮や平城宮などの宮殿建築では、ヒノキと並んで柱材としてよく用いられました。この機会に、実物をぜひご覧ください。

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