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見学会 昔の観光地を旅する2014-京都御所の歴史を訪ねて-
(H26.1.28更新)

京都御所(京都市)

昔の人たちは、どんな「日帰り行楽」を楽しんでいたのか? この講座は、実際に現地を訪ねて、昔の観光を追体験する企画です。江戸時代の名所図会や近代の案内書などを参考にしながら、探訪してみましょう!

6回目の今回は、京都御所を探訪! 御所は、江戸時代には観光名所でもありました。現在の「京都御苑」で近世・近代の御所の様子をさぐるとともに(特別参観エリア「京都御所」は見学しません)、平安京の「大極殿跡」「羅城門跡」などをめぐります。(2回連続講座)

大極殿跡と羅城門・西寺跡コース

大極殿跡碑(京都市上京区)

京都御所は、江戸時代、地方からやってきた人などが、お公家さんを見物する場所でもあり、京都観光地のひとつでした。

しかし、現在の御所は「里内裏」から発展したもので、平安京の内裏とは全く異なったものです。第1回は、いにしえの平安京の跡地を訪ねます。まず、平安京創生館(中京区)で概要を把握した後、その近辺に残る内裏跡地や、石碑がある大極殿跡などをめぐります。さらに南区に移動し、朱雀大路の南端の門である羅城門跡や、東寺とともに建設された西寺跡などを訪ねます。

現在では、どの場所も市街地化されていますが、当時の位置や規模などを考えてみましょう。

行程の目安 約5km
解散 午後5時(予定)、東寺(最寄り駅・近鉄東寺)

京都御所とその周辺コース

九条池(京都御苑内)

現在の京都御所は、もともとは天皇の仮の居所である「里内裏」のひとつが定着化したものです。今のように、土塁に囲まれた公園となったのは明治維新後のことで、それまでは御所のまわりに公家屋敷が立ち並ぶなど、全く異なる風景を呈していました。公家の参内の際に出入口となる宜秋門付近は、公家見物をする絶好の場所でもあったのです。

まず、閑院宮邸跡で御所の歴史に関する展示を見学し、九条家跡にあった拾翠亭九条池などを見学します。さらに御苑内を歩き、明治天皇が誕生した中山邸跡(祐井など)や、近衛邸跡などを見ていきます。(※紫宸殿などのある「京都御所」(特別参観エリア内)は、見学しませんのでご注意ください)

最後に、昨年11月、同志社大学に開設され、上京の歴史なども展示する同志社ギャラリーを見学する予定です。

行程の目安 約3km
解散 午後5時(予定)、地下鉄「今出川」駅
大阪歴史博物館 見学会 昔の観光地を旅する2014
-京都御所の歴史を訪ねて-
日  時 平成26年3月16日(日) 午後1時~5時 「大極殿跡と羅城門・西寺跡」

平成26年3月22日(土) 午後1時~5時 「京都御所とその周辺」
集合場所 現地見学1 JR山陰線「円町」駅 改札口集合

現地見学2 地下鉄・烏丸線「丸太町」駅 北改札口(地下)集合

※受付は、いずれも開始の15分前から行います。
講  師 船越幹央・伊藤 純(当館学芸員)
参 加 費 1000円(2回通し、保険料を含む。交通費は参加者負担)
※第1回は、途中JR二条から西大路まで電車移動(190円)。
※第2回は京都御苑「拾翠亭」の見学料(100円)が別に必要です。
定  員 30名(事前申込み制。応募多数の場合は抽選)
お申込先 往復ハガキにて、1)住所 2)氏名 3)連絡先電話番号、返信面に返信先を明記の上、下記宛にお申し込みください。なお、応募はがき1枚につき、2名まで申し込めます。
【締切り】
平成26年2月24日(月) 当日消印有効
【申込み先】
〒540-0008 大阪市中央区大手前4-1-32
大阪歴史博物館「昔の観光地」係

参加申し込みをされた方の個人情報は、この事業に関する連絡のみに使用します。また、本人の同意なしに個人情報を第三者に開示・提供することはありません。

お問い合わせ 大阪歴史博物館 「昔の観光地」係
TEL 06-6946-5728

※本講座は、現地を歩いて移動しますので、歩きやすい靴・服装でご参加ください