1. ホーム
  2. 展示・イベント
  3. 常設展示
  4. 常設展示更新
  5. 過去年度の展示更新
  6. 古代の「まつり」と馬

古代の「まつり」と馬

(H25.12.11更新)

平成25年12月11日(水)~平成26年2月24日(月)予定

古くから、馬は神への捧げもの、または神の乗り物と考えられていました。古代の日本では、実物の馬を捧げる代わりに、絵馬や土馬などの「形代(かたしろ)」が用いられました。これらを用いた「まつり」は都城や地方の役所の周辺の水辺で行われ、難波宮周辺をはじめ、大阪市内の遺跡からも見つかっています。平成26年が午年であることにちなんで、こうした「馬」に関わる出土品を紹介します。(豆谷浩之)

難波宮跡で出土した土馬


難波宮跡で出土した土馬

「土馬」とは、馬をかたどった土製品のことです。本資料は歴史博物館・NHK大阪放送会館の敷地内に位置する、前期難波宮の水利施設から見つかりました。鞍(くら)が立体的に表現されているなど、写実的である点が特徴です。本資料が出土した水利施設からは、このほかに木簡を転用した人形(ひとがた)や舟形など、関係する資料が多数見つかっており、宮殿の北西部に位置する水辺が祭祀の場でもあったことをうかがわせます。
フロア / 10階 コーナー /特設展示コーナー
10階フロアマップ