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骨屋町(ほねやまち)市場平面図

(H29.11.8更新)

平成29年11月1日(水)~11月27日(月)(予定)

骨屋町市場は、内本町筋(現在の本町通り)から和泉町(現中央区和泉町二丁目)間の筋沿いにあった小売市場です。「骨屋町魚菜市場」とも呼ばれ、主に魚類商と青物果実商から構成されていました。大正期の調査によれば、この市場で売られる青物や果物は天満や木津市場、さらには東成・中河内郡の生産者から供給されていました。魚類は、ほとんどが雑喉場(ざこば)市場から供給されていました。

(飯田直樹)

須恵器 杯

骨屋町(ほねやまち)市場平面図

昭和7年(1932)本館蔵(岡本敦司氏寄贈)
本図を所有していたのは、岡本忠一(1873-1942)という名望家でした。岡本は、農人橋(現中央区)で陸軍被服廠大阪支廠向けの軍服や洋服用のボタンを製造販売することで成功した人物です。財の一部は、地所購入や株式投資へと向けられ、所有地には骨屋町市場の土地が含まれていました。本図から、岡本が農人橋二丁目14番地と両替町10番地の土地を、味噌商や砂糖商など九店舗に貸していたことがわかります。岡本は、大正13年(1924)に南大江学区の区会議長になるなど重鎮として、昭和8年(1933)の南大江幼稚園設立などに尽力しました。
フロア / 7階 コーナー / 市場とデパート
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