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ニャンダフル 浮世絵ねこの世界展
(2019.4.24更新)
資料展示

歌川国芳「たとゑ尽の内」

大判錦絵三枚続 嘉永5年(1852) 個人蔵

歌川国芳「たとゑ尽の内」

「猫に鰹節の番」「猫に小判」「猫舌」「猫も食わぬ」など、「猫」の言葉が付くたとえを題材に、江戸時代の日本猫の定番とされた尻尾の短いぶちや三毛の猫を、ユーモラスに表現しています。猫好きの国芳(くによし)の観察眼と表現力が遺憾なく発揮された作で、猫の身体の柔軟さやポーズが忠実に再現される一方で、その豊かな表情からどうにも人間くさく見えてきてしまうというのが国芳の描く猫です。


月岡芳年「こんかがみ うすぐも

大判錦絵 明治8〜9年(1875〜76) 個人蔵

月岡芳年「古今比売鑑 薄雲」

江戸時代より遊女や市井の美人と猫の取り合わせは数多く描かれました。この遊女薄雲は、店の主人によって飼い猫と引き離されて病に伏せってしまったというほど猫を溺愛していたといいます。細かいところまでデザインされており、着物の袖や裾、紋にかんざしにまでも猫のすがたが隠れています。明治時代の浮世絵は、輸入染料の普及により色使いが鮮やかになり、とりわけアニリン系染料の赤い色が目を引くようになっています。


歌川芳藤「じゅうさんつぎうちねこ かい

大判錦絵 弘化4年(1847) 個人蔵

歌川芳藤「五拾三次之内猫之怪」

この恐ろしげな顔は一度見たら忘れられないでしょう。おもちゃ絵を多く手がけた歌川芳藤による「寄せ絵」で、大小の猫が寄り集まって巨大な化け猫の顔を作っています。題材は三大化け猫のひとつ、岡崎の化け猫で、歌舞伎「獨道五十三驛(ひとりたびごじゅうさんつぎ)」において、老女に化けた化け猫が、破れた御簾(みす)から飛び出してくる場面を描いています。

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