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特別公開「国指定重要文化財 久米田寺くめだでら文書もんじょの世界」

(2020.7.13更新)

◆令和2年(2020)7月22日(水)~ 8月24日(月)◆

火曜日休館、ただし8月11日(火)は臨時開館

会場 8階 特集展示室
時間 午前9時30分~午後5時
※入館は閉館30分前まで。
   変更する場合がございます。
観覧料 常設展示観覧料でご覧いただけます
主催 大阪歴史博物館
協力 久米田寺

大阪歴史博物館では、令和2年(2020)7月22日(水)~8月24日(月)まで、8階特集展示室において、特別公開「国指定重要文化財 久米田寺くめだでら文書もんじょの世界」を開催します。
 久米田寺は、大阪府岸和田市にある高野山真言宗の寺院で、天平10年(738)に行基によって創建されたと伝えられる古刹であり、同寺には多くの貴重な文化財が伝えられています。

そのなかで「楠木正成書状」など古文書29通は、既に明治38年(1905)に国の重要文化財に指定されていますが、このたび令和2年3月に116通が追加指定の答申を受けました。

この展示では今回の指定を記念して、重要文化財指定を受けたすべての久米田寺文書のなかから、鎌倉時代から室町時代のものを中心に選りすぐって公開いたします。

追加指定後初のお披露目となるとともに、大阪府に伝来する中世文書をまとまってご覧いただける貴重な機会となりますので、どうぞご来場ください。


主な展示資料(すべて重要文化財、久米田寺蔵)

展示資料数:23点
足利直義願文 暦応2年(1339)8月18日
足利直義あしかがただよし願文がんもん
暦応りゃくおう2年(1339)8月18日

足利尊氏・直義兄弟は、 夢窓疎石むそうそせきの勧めにより、平和を祈願するため日本全国六十六ヶ国に一つずつ利生塔りしょうとうを建立しました。
 本史料は、足利直義が和泉国の利生塔を久米田寺に設置し、仏法興隆などを祈願したもので、足利兄弟が久米田寺を重視していたことを示しています。

後村上天皇綸旨 正平16年(1361)年6月13日
後村上ごむらかみ天皇てんのう綸旨りんじ
正平しょうへい 16年(1361)年6月13日

後村上天皇が久米田寺の長老に対し、久米田池の堤を修理し、農業を滞りなく行うように伝えた文書です。
 久米田池の維持管理のために建立されたと伝わる久米田寺の、地域における役割をうかがわせる史料です。

フロア / 8階 コーナー / 特集展示室
8階フロアマップ