(H26.5.28更新)
◆第五章 絵画・書跡◆
朝鮮時代の絵画は、中国の影響を受けつつも独自の画風を形成しました。真景図や花鳥図をはじめ多様な作品が生まれるなかで、朝鮮後期には民衆の暮らしと豊かな表情を活き活きと描いた風俗画が隆盛します。金弘道はその第一人者で、今回は彼の代表作である「壇園風俗画帖(:だんえんふうぞくがちょう)(宝物)」が公開されます。肖像画も人物の内面を映し出す優れた作品が多く、「宋時烈肖像(:そうじれつしょうぞう)(国宝)」はその代表作としてよく知られた名品です。一方、書では朝鮮時代で最も著名な書家であった金正喜の行書が注目されます。