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特別展 ザ・タワー ~都市と塔のものがたり~
(H25.8.21更新)

大阪歴史博物館 特別展
「ウクライナの至宝-スキタイ黄金美術の煌めき-」を開催します

平成24年9月15日(土)~11月25日(日)

大阪歴史博物館では、平成24年9月15日(土)から11月25日(日)まで、6階特別展示室において、特別展「ウクライナの至宝-スキタイ黄金美術の煌めき-」を開催します。

ウクライナは日本から約8,000km西に位置する国で、東側にはロシア連邦、西側ではポーランドに接し、黒海をはさんで南側にはトルコ共和国があります。昨年は独立20周年に当たり、今年は日本との外交関係樹立20周年となります。これを記念して、ウクライナ国立歴史博物館およびウクライナ歴史宝物館が所蔵する国宝級の資料を展示公開します。

展示では、紀元前8世紀頃に遊牧民戦士として恐れられたキンメリオイや、そのキンメリオイを倒して紀元前7~3世紀に黒海北岸に勢力をもったスキタイ、スキタイと共存していたギリシャ系都市国家、あるいはスキタイをこの地から追い出したサルマタイ、さらにはその後の数々の遊牧民族、黒海からバルト海までを領域としたキエフ=ルーシ、ロシア帝国時代のウクライナなど、時代・民族・文化ごとの特徴的な資料約220点が一堂に並びます。

特に、スキタイは、ギリシャの有名な歴史家ヘロドトスの記録にもあるように、アケメネス朝ペルシャに打ち勝った、最強の騎馬遊牧民として知られています。彼らは巨大な古墳を造り、多数の黄金製品を副葬しました。黄金製品には、グリフィン(ワシとライオンが合体した想像上の動物)やライオン、ヒョウ、シカなどの動物がきわめて写実的に表現されており、スキタイの世界観を知る上でも貴重な資料となっています。

ユーラシア大陸の東西文化が行き交いながら形成された、ウクライナ独自の歴史や文化を堪能するとともに、この国についての理解・関心を高め、さらなる友好を深めることができればと思います。

展覧会情報につきましては、展示紹介ブログでもご覧いただけます。

なにわでウクライナ


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特別展「ウクライナの至宝-スキタイ黄金美術の煌めき-」
主催 大阪歴史博物館、毎日新聞社
後援 外務省、ウクライナ大使館
企画協力 株式会社ブレーントラスト
会期 平成24年9月15日(土)から11月25日(日)まで
休館日 毎週火曜日
開館時間 午前9時30分から午後5時まで(金曜日は午後8時まで)
(ただし、入館は閉館の30分前まで)
会場 大阪歴史博物館 6階 特別展示室 交通のご案内
観覧料
  特別展 常設展+特別展
《割引になります》
1,200円
(1,080円)
1,680円
(1,620円)
高大生 800円
(720円)
1,120円
(1,080円)

※( )内は20名以上の団体割引料金。
※中学生以下、障がい者手帳等をお持ちの方(介護者1名を含む)は無料。
※大阪市内在住の65歳以上の方は大人料金。

総出品件数 約220点
展示構成
  1. キンメリオイ時代(紀元前9~前7世紀初)
  2. スキタイ時代(紀元前7~前3世紀)
  3. サルマタイ時代(紀元前2~紀元後4世紀)
  4. 黒海北岸のギリシャ系古代国家(紀元前6~紀元後3世紀)
  5. 中世の遊牧民(紀元後4~14世紀)
  6. スラヴとキエフ=ルーシ(紀元後4~14世紀)
  7. ウクライナの装飾美術(紀元後16~19世紀)