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なにわ人物誌-没後100年 最後の粋人 平瀬露香」主な関連行事-
(H26.2.6更新)

特別展「なにわ人物誌」没後100年 最後の粋人 平瀬露香
主な展示資料

平瀬露香肖像

松原三五郎作 明治時代 個人蔵

武田晴信(信玄)画像
松原三五郎(1864~1946)の手になる露香肖像画。晩年の露香の姿を写したものであり、豪商・平瀬家の当主でありながら、多くの趣味に生きた露香という人物の人間像を映し出すような見事な肖像である。松原三五郎は岡山市出身の洋画家で、岡山県師範学校変則中学科を経て上京し、初代五姓田芳柳、ワーグマン、渡辺文三郎らに洋画を学ぶ。1884年より岡山県師範学校と岡山県尋常中学校の図画教師を務めたのち、1890年には大阪師範学校に転任した。画塾を開き、池田遙邨ら優れた画家を育てたことでも知られる。

竹一重切花入「老松」

平瀬露香作 明治時代 本館蔵

竹一重切花入「老松」
どっしりとした風格のある置花入で、背面に「老松」の銘と露香の花押がある。全体の金割も良く、口造りは節を梅花形に抜くなど、丁寧に仕上げられている品。箱の蓋裏には露香の筆で「置筒花入」と認めている。本品は、露香から大坂・築地蟹島の料亭・瓢遊亭の主人・宮里瓢遊(1812~1889)に贈られたもの。露香と瓢遊の交遊は多岐に及んだらしく、この花入のほかにも、唐津の片口茶碗、露香と瓢遊に鴻池善右衞門を加えた3人で瓢箪の大きさを競い合ったという大瓢箪なども伝来する。